介護認定を受けている祖母が遺言を残すことは難しいのでしょうか

効力のある遺言について

私の祖母が半身不随(要介護1)なのですが、遺産を自分の希望通りに渡したいと良く言っています。
ですが、利き手が使えない状態です。
名前程度でしたらゆっくりと時間をかけて動く手で書ける状態です。

本人希望の配当としてはまだハッキリわかりませんが、自分の子供(叔母)にはあまり渡したくないようです。
そして、跡を継ぐ兄や、介護や手続きなどをしている私に多く渡したいと言ってくれています。(私たち両親は他界しています。)

その気持ちだけで嬉しい話ではありますが、できれば私自身も祖母が苦労して貯めたお金を、今まで何もしてくれなかった叔母に受け取って欲しいとは思っていません。
それならば全額寄付をしてもらいたいとさえ思っています。(寄付は祖母が嫌なようです。)

できるだけ祖母の希望を叶えてあげたいと思っています。

このような状況の場合、介護認定を受けている祖母が希望通り遺言を残すことは難しいのでしょうか??
今回の件に関して効力がある方法があれば、ぜひお力添えをお願いいたします!

(原文の通り)

私のお答え

【リライト:2021/11/05】【回答:2017/03/22】  
成年後見、遺言を得意分野とする大阪市北区の行書書士 西川智子です。
初めまして。

15歳以上で通常の判断能力があれば遺言ができます。
半身不随、利き手が使えない等、身体的なハンデキャップがあっても同じことですのであなたの叔母さんは遺言ができます。

文字が書けない、子供にあまり遺したくない等の事情があるのでしたら、遺留分を考慮した文案を専門家に作成してもらい、公証役場で公正証書遺言にし、遺言執行者を指定しておくとトラブルが防げるのではないでしょうか。

認知症で判断力がないので遺言は無効だ、などと裁判になることもありますので、叔母さんが高齢でしたらなるべく早く遺言することをおすすめします。

ご参考にしてくださいね。

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