後見人ってなんですか?
先日、司法書士から後見人に認めるという確認の通知がきました。
どうも、叔母の後見人に司法書士を認めてくれという内容でした。
司法書士が後見人になるのですか?
どのようなことをしてくれるのですか?
(原文の通り)
私のお答え
【リライト:2021/11/02】【回答:2017/03/22】
大阪市北区で成年後見、遺言を得意分野にしている行政書士の西川智子です。
初めまして。
後見人を付けてくださいと裁判所に申し立てる書類に、親族の同意書というものがあります。
親族間で争いがあって、あとから文句が出ることがあるので事前に同意をもらっておこうというものです。
同意書を提出しなければ、裁判所から「叔母さんに後見人が付きますが同意してくれますか?」と確認があるかもしれません。
成年後見を利用しようとするのは、叔母さんの生活に支障をきたしているなどの事情があるはずですので、経緯などをその司法書士か申立人(親族のどなたかのはずです)に聞いてみるのも良いのではないでしょうか。
後見人が選任されると、財産管理は後見人がすることになり、叔母さんのためにしか使えない(贈与ができない等)、会社役員など一定の職につけない、など不便なことがあります。
一方で、叔母さんがきっちり生活できるように、入院費の支払い、介護保険の申請、家賃の支払い、行政機関への必要な手続きなどをすることが後見人の仕事です。
ご参考にしてくださいね。